用語集

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用語集

あ行

青石【あおいし】 緑泥片岩。埼玉県の三波石、和歌山県紀ノ川の紀州石、四国に産出する阿波石は特に多い。石組、石橋、景石などに用いる。
東屋【あずまや】 庭園内の軽い建物で、休憩と眺望を目的とする。屋根は葺き下ろしで、四角や六角、八角、あるいは円形、傘型などがある。四阿、亭とも書く。
石燈籠【いしどうろう】 神仏に燈明をあげるために、石で作られた燈籠のこと。三角、四角、六角、八角のものがある。これらが茶庭に利用され、様々な形式も生まれ、次第に庭中にも置かれるようになった。
石庭【いしにわ】 石組本位の庭で、白砂、苔などをあわせて使う。有名な龍安寺庭園はその代表的なものである。
石組【いわぐみ、いしぐみ】 日本庭園で、石を組み合わせることをいう。古くは石をたたむ、立石などと称した。たとえば、その位置、役目により三尊石組、護岸石組などと呼ばれる。
陰陽石【いんようせき】 正しくは「おんようせき」という。夫婦和合、子孫繁栄・豊作を祈るもので、男女の性器を象徴した石。江戸期の大名庭園に多い。

か行

貴船石【きぶねいし】 輝緑凝灰岩、水成岩など。京都市貴船の石。貴船糸掛、貴船紫、貴船蓬、貴船真黒などがあり、名石として珍重される。景石、沓脱石、飛石などに用いる。
崩れ積【くずれづみ】 石垣工法の一種。風雅に崩れたような形に積んだ石垣の手法。
沓脱石【くつぬぎいし】 書院や茶室の上がり口に、履物を脱ぐために置かれた石。これを一番石といい、次の飛石を二番石、その次を三番石という。躪口前は踏石という。
鞍馬石【くらまいし】 花崗閃緑岩。京都市鞍馬の石。本鞍馬、鞍馬の川馴れ、静原鞍馬などがある。手水鉢、景石、沓脱石、飛石など、その用途多数。
間知積【けんちづみ】 石垣工法の一種。間知石で積んだ石垣で、造成地や河川などに用いられる。
苔庭【こけにわ】 苔が庭の面積に比例して大部分を占めている庭のこと。京都の西芳寺や円通寺はその例。
?葺【こけらぶき】 杉、椹、檜などの木材を薄く?いだ板(?板)を、一文字葺のように重ねて葺いた屋根。なお、「?」は「かき」ではなく、木偏に一と巾と書く。
呉呂太石【ごろたいし】 三寸程度の丸い石。露地の蹲踞で海の水落石、また敷石などに用いる。

さ行

枝折戸【しおりど】 露地の中門などに付ける開き戸で、青竹で枠を組み、これに割竹を両面から菱目に編み、蕨縄で結んだ扉。
敷石【しきいし】 苑路その他を石で舗装することで、切石敷、寄石敷、玉石敷など種類が多い。
数寄屋【すきや】 茶室の初期の呼称。佗び好みの人が作った建物をいう。
捨石【すていし】 石を組まずにただ単に景のために配石したもの。
砂雪隠【すなせっちん】 露地の一角に設けられた特殊な便所のことで、内部は投石を配置して、砂を敷き詰めている。ほとんど実際には使用しないので、飾り雪隠ともいう。
前栽【せんざい】 平安時代には、寝所の前庭として植栽本位の庭が作られ、それを前栽と呼んだが、後世庭園一般の称となり、地方によっては庭とか庭園とかいわず、前栽と称している例もある。
泉水【せんすい】 池庭のことを称したが、近世以降後庭の呼称の一つになった。

た行

太閤石【たいこういし】 花崗岩。白川石の一種。京都市白川の石。桃山時代、豊太閤が大量に使用した。石垣、石燈籠、手水鉢などに用いられた。この石で作られた織部燈籠は著名である。
丹波鞍馬【たんばくらま】 花崗閃緑岩。京都府春日部の石。手水鉢、飛石敷石などに用いる
茶室の畳【ちゃしつのたたみ】 長さ六尺三寸、幅三尺一寸五分。台目畳は、長さはおおよそ四尺七寸から八寸であるが、幅は三尺一寸五分
中心石【ちゅうしんせき】 庭園の中心となり石。鶴亀島などの中心の石や蓬莱石などで、庭全体をまとめる役をもつ。
手水鉢【ちょうずばち】 茶庭の中で客が手を洗い、口をすすぐために設けられた水鉢。自然石や石造品の部分に穴を掘って用いる。陶器や金工品のものもある。
坪【つぼ】 室と室との間にある中庭のこと。壺、または局とも書く、地方によっては庭全体のことを指していうこともある。

な行

濡縁【ぬれふち】 雨戸など外側にある縁で、雨ざらしになるので、濡縁という。
野面積【のずらずみ】 石垣工法の一種。自然石の表面をみせる積み方。

は行

檜皮葺【ひわだぶき】 檜の皮で葺いた屋根のことをいう。
吹放【ふきはなち】 土壁や板壁もなく、風が吹き抜ける状態をいう。四本柱の東屋などもこのような状態にある。
踏石【ふみいし】 躪口の前にある沓脱石、一番石のこと。
踏分石【ふみわけいし】 飛石の分かれ目のところにある石。少し大きめの石を打つ。

ま行

御影石【みかげいし】 花崗岩。神戸市御影の石。通称本御影という。石燈籠、石塔類、手水鉢、飛石、露地の役石などに用いる。花崗岩の代名詞となった。
水落石【みずおちいし】 滝石組の一種。滝中央の水の落ちる所の石。板石状のものと、凹凸面の多いものもあり、枯滝の場合にも使う。
無双窓【むそうまど】 窓の形式の一種。小幅で薄い板の連子を枠組みして、内側にその隙間を埋める幅の連子を別に作って立て込み、左右に移動させて開閉できるようにしたもの。
目隠し塀【めかくしべい】 目の高さの部分を、上下1mくらいを板張りにして、その下を吹き抜き、または疎格子などにした塀をいう。

や行

寄棟造【よせむねづくり】 四柱造ともいう。大棟と四つの隅降棟を持つ形式。
四つ目垣【よつめがき】 「木舞垣」ともいう。細い青竹を縦横に組み、棕櫚縄で結束したもの。

ら行

露地【ろじ】 露地門から茶室への道すがらの庭、茶庭を特に露地という。露地・路地・路次・慮地・炉地などの文字で書かれる。

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